サステナビリティ
女性活躍・次世代育成への取り組み
当社では、性別にかかわらず社員誰もが活躍できる会社を目指して、女性活躍推進法並びに次世代育成支援対策推進法 に基づいた一体型の一般事業主行動計画を策定し、休暇制度や人事・評価制度の改正、育児や介護との両立支援などを実施してきました。
そして現在、社内では多くの女性社員が活躍しており、管理職(課長代理以上)に占める女性の比率は 16.1 %と年々上昇しています。
また、育児休職については、出産した女性のほぼ全員が取得、男性の取得率は 2025 年度には 57.9 %となりました。さらに、復職後の時短勤務を子が小学校を卒業するまでの間まで可能としたほか、子の看護等のための休暇の取得要件の拡大なども実施し、多くの社員がこれらの制度を利用しながら、育児と仕事を両立させています。
その過程で、2025 年度に「えるぼし認定( 2 段階目)」を取得することができました。
今後は、さらに上位のえるぼし認定を目指すとともに、現行動計画(2026 年度から 5 年間)の目標達成に向けた取り組みを強化し、さらなる女性活躍と、育児のみならず介護等と仕事の両立支援を目指し、制度・ソフト両面から改善を進めていきます。
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スタッフインタビュー
(所属はインタビュー当時のものです)
日本ホテル㈱ 初の女性総支配人 ホテルメトロポリタン鎌倉 総支配人
-総支配人に就任された時の気持ちをお聞かせください
「ホテルメトロポリタン 鎌倉」は、開業準備から携わっていたので、思い入れがあるホテルです。総支配人に就任したときは、喜びと同時に、今までつくりあげてきたものを守りつつ、トップとして導いていかなければいけないという大きな責任を感じました。この役職に就けることを光栄に思う一方で、会社全体の成長やスタッフの幸福に貢献するために、自分ができることを全力で取り組む決意を新たにしました。また、当社内で初の女性GM(ゼネラルマネージャー)として、自分の経験や視点が新たな価値をもたらせるのではないかという期待感もありました。

-今までの仕事内容との違いはありますか?
これまでは一部門の管理やチームメンバーへの指導が主な仕事でしたが、総支配人としては、会社全体の戦略を見据えた意思決定や、全スタッフが最適に働ける環境づくりに注力する必要があります。また、社内外との連携や長期的な目標を実現するための計画を立てるなど、これまでより視野が一層広がり、責任の範囲が広くなりました。地域の皆さまとは良い連携がとれていますので、それをくずさないように「鎌倉」の地をどのように誘致し盛り上げていくか、魅力を伝えていくか相談しながら仕事をしています。美味しいレストランでの食事、「苔テラリウム」を作るアート体験、町中を知り尽くした車夫とのスポット巡り、「長谷寺」夜間拝観券をセットにした宿泊プランなど、お客さまにはご好評をいただいています。
-女性GMだからこそできる、と思うことは何でしょうか
女性GMとして、共感力や柔軟性を活かし、スタッフ一人ひとりの声を丁寧に聞くことで、スタッフが安心して働ける環境を作れると思います。また、多様性を重視した組織文化を推進することで、女性やマイノリティのスタッフが持つ潜在力を引き出すことも私にできる役割だと思っています。

-やりがいや魅力を感じることは
最もやりがいを感じるのは、スタッフの成長を直接サポートし、スタッフが成果を上げて笑顔になった瞬間です。また、自分の行動が館全体にプラスの影響を与えるのを見ると、この役職に就いて良かったと心から思えます。さらに、多様なバックグラウンドを持つメンバーと共に、新しいアイデアや価値を創出できる点も大きな魅力です。

-今後の目標
会社に貢献していくためにも組織の基盤を強化しつつ、新しいチャレンジに積極的に取り組むことが目標です。また、次世代のリーダーを育てるためのトレーニングやキャリアビジョンを明確化させ、女性リーダーの育成にも力を入れたいと考えています。スタッフからどう思うか、どうしたいかなどの意見を聞き、必要であれば軌道修正をして、スタッフのやりたいことをサポートしながら自主性を育てていきたいと思います。達成感を得ることでES向上につながり、質の良いサービスをすることによってCS向上にもつながります。職場環境は安定していますが、さらに働きやすい環境になるようスタッフとの関係性を大切にしたいです。
当ホテルにはリピーターのお客様が増えてきました。ファンがもっと増えるようスタッフと一緒に切磋琢磨し、地元の皆様に信頼される関係を築いていきたいです。
-活躍が期待される女性スタッフに向けてメッセージをお願いします
自分自身を信じて挑戦し続けてください。困難に直面することもあるかもしれませんが、それは必ず成長の糧となります。また、誰かに頼ることを恐れず、サポートを受けながら自分の可能性を広げていってほしいです。自分らしさを大切にしながら、一歩一歩前に進むあなたを心から応援しています。
育児短時間勤務を活用 ホテルメトロポリタン 宿泊部スタッフ
-現在の仕事内容について教えてください
ホテルメトロポリタンのフロントで勤務しています。チェックイン、チェックアウト業務はもちろん、後輩指導や新人教育にも携わっています。また、昨年の12月からは日勤インチャージ(時間帯責任者)も担当しています。責任のある立場ですので、家庭との両立を考えると気持ちの面で負担は少なくありませんが、それ以上にやりがいもあり、中身の濃い日々を駆け回って過ごしているという感覚です。
-復職後のまわりの反応はいかがでしたか
長男と長女と2回産休を経験していますが、2回とも復帰初日は久々の仕事についていけるかどうか不安でした。それでも長年続けた仕事でもあり、感覚はすぐに取り戻せたので、比較的スムーズに業務をこなせましたし、周りの人たちも温かく迎えてくれて嬉しかったです。ただ、立ち仕事なので身体的な疲労が大きく、体力面のリズムが戻るまでは2か月くらいかかりました。
たまたま同時期に産休を取ったスタッフが数名在籍していたこともあって、育児の悩みなどを相談・共有したりできる仲間がそばにいたことはとても心強く感じました。
-仕事と家庭の両立をする中で日本ホテルでの働きやすさはいかがですか
現場はシフト制で動いており、またインチャージを任されている立場上、家庭との両立という観点では、正直なところ簡単ではありませんが、それでも職場のチームワークの良さ、上司や後輩に支えられて今の私があると思っています。人に恵まれているという点では本当に働きやすいと感じています。もし可能であれば、シフト制で働く現場スタッフも、家族との時間をより多くつくれるような制度がもう少し整備されると良いかなと思います。

-仕事と子育ての両立の為に意識したことはありますか(仕事の進め方の変化など)
仕事の進め方の変化でいえば、とにかく「後回しにしないこと」です。時短勤務なので、後回しにしてしまうと業務が完結しないまま他のスタッフへ負担をかけることにもなってしまいます。それを極力避ける為に終業時間を基準に1日の作業スケジュールを組み立て、いかに効率よく業務を片付けるかを考えて行動しています。そのおかげか宿泊システムの操作がとても早くなりました。マウスを極力使用せずにキーボードのみで作業を続ける時短術です(笑)。それから番号簿を極力見ないように内線電話をすることも時短術。頭の中にインプットしてすぐに番号をプッシュできるようにしています。
塵も積もれば山となる、地道に時間を作っていくことが大事だと思っています。夫が在宅勤務や休みの時には子供の迎えをお願いして、普段よりも長くシフトに入り周囲をフォローすることもあります。持ちつ持たれつではないですが、周りのスタッフと協力しながら職場が円滑に回っていくように工夫しています。
-今後のキャリアや目標について教えてください
このままフロントでお客さまと接しながら、スキルアップをして宿泊の仕事を突き詰めていくことも考えていますが、自身の経験も踏まえて、働くママさんスタッフがより働きやすくなるサポートをするような仕事(管理部門の総務人事)をしたいという気持ちもありますね。これからも家族との時間は長く大切にしていきたいです。
-仕事と家庭の両立を目指す女性へメッセージをお願いします
時短勤務をしていると他のスタッフが忙しい状況で退勤をしなければいけない場面も多く、迷惑をかけていると後ろ向きな気持ちになることもあります。
ですが、私は限られた時間で最大限のパフォーマンスを発揮するにはどうすればいいかを意識して仕事をするようにしています。
もちろん職場や家庭の協力なくしては成り立たないですし、常に周りの人達に対する感謝の気持ちを忘れずにいることも大切だと思っています。
仕事と家庭、常にどちらも100点を取ろうと完璧を求めるのではなく、80点でも良いからやり遂げようという、無理をしない気持ちが大事なのかもしれません。
育児休職を取得 ホテルメトロポリタン 丸の内 宿泊部スタッフ
-実際に取得してみていかがでしたか
妻は、「育児や家庭のことを分担できたことは大変助かった。もっと男性の育児休職取得が広がるといい」と話をしています。2人で育児をする時間を持てたことで、育児や家事の負担が軽減できたことは良かったと思っています。
コロナ禍と重なり外出はあまりすることが出来ませんでしたが、子供と多くの時間を過ごすことで直に成長を感じることが出来ました。その時間はお金では買えないものであり、育児休職を取得することで「本当に自分にとって価値のあることは何か」を考える良い機会となりました。

-これから育児休職の取得を検討している男性スタッフへメッセージをお願いします
社会的にも少しずつ男性の育児休職が認知、促進されており、取得の目的を丁寧に説明することで周囲の理解も得られやすくなっていると思います。
収入面についても不安に思う方もいるかと思いますが、育児休業給付金や社会保険料の免除など制度を活用すれば大きな減収にはなりません。
生まれたばかりの子供との時間を過ごし、成長を感じられることはかけがえのないものです。また、特に育児に手が掛かる時期に夫婦2人で協力分担して育児や家事をすることはとても大切なことだと思います。育児休職の取得を検討している方には、是非二度とない貴重な時間を大切な家族との時間として過ごして欲しいです。
-現在の状況はいかがですか
現在は、夫婦で仕事をしながら育児をしています。料理は妻の担当ですが、掃除や洗濯、寝かしつけなどは今もできる限り私がやっています。
子供は誕生日にプレゼントしたストライダーに夢中です。公園に一緒に行って元気に走り回っている姿を見ると幸せな、いい時間だと感じています。電車も大好きなのでホテルメトロポリタン丸の内をいつか家族で利用できればいいな、と思っています。
育児休職を取得 JR東日本ホテルメッツ本部スタッフ

-育児休職を取得しようと思った理由について教えてください
2つあって、まずは妻だけに子育てを任せるのは大変だろうと思ったからです。それから一緒に働く後輩たちに対しての思いとして自分が育休を取得することによって今後彼らも取得しやすくなると思ったからです。取得を決めたとき言いづらさはありましたが、上司(支配人)に伝えたところ、快く受け付けてもらえ、業務の引継ぎの時間もしっかりと確保してもらうことができました。
手続きの方法がわからなかったのですが、本社(メッツ本部)に問い合わせて書類を揃えてもらい、スムーズに行うことができました。
-実際に取得してみていかがでしたか(よかったこと・苦労したこと)
1か月間の取得(2021年4月半ば~2021年5月半ば)だったのですが、育児スキルを身に付けることができたのが大きかったですね。おむつ替えやお風呂など最初はぎこちなかったり、怖かったりしましたが、今では寝かしつけが得意になりましたし、妻が長い時間不在にしていても特に慌てることなく対応できています。
子どももパパが長い時間一緒にいたからか、なついてくれるのも早かった気がします。
苦労したことは、夜泣き。頻繁に起きなくてはいけないので、どうしても寝不足になりがちで疲れが取れませんでした。現在も夜泣きはありますが、どちらが担当するかについてはきちんと夫婦で話し合いをして、交互に休める時間をつくれるように対応しています。

-ご家族や同僚などのまわりの反応はいかがでしたか
妻は喜んでくれました。育休期間中は、主に子供の面倒を見るのが私、家事全般は妻という形で役割分担をしていましたが、その役割分担は今でもほぼ変わっていません。
保育園に子どもが通うようになり、登園時は私が送っています。子供を抱いて保育園の荷物と会社のバッグを持つというのはかなりハードですが、子どもが楽しく登園する姿を見ていると嬉しい気持ちになりますね。
同僚からは育休を取ったんだねと驚かれたりもして、まだ男性の育休は特殊なのかなと思うこともありましたが、復帰後はパパさんスタッフと子育ての話で盛り上がったり、ママさんスタッフからは子育てのコツを教わったりして、スタッフとの交流で得られることは多いと感じています。
-これから育休を検討している男性スタッフに向けてアドバイスやメッセージをお願いします
社内の評価や収入面を気にして男性の育休取得に対してネガティブなイメージもあるのかもしれませんが、私は実際に育児休職を取得してみて本当に良かったと感じています。育児の大変さも含めて子どもと一緒にいる時間の大切さに気付くことができたので。子育てに長く関わることで得意なこともできました。例えば、いつでも子どもを笑わせられるとか。うちの子どもは抱っこの時、少し大げさに揺らしてあげると必ず笑ってくれます。これは妻にはできないことです(笑)。
今も、子どもが体調を崩した時などは有休や在宅勤務への急な変更にも対応してもらい、職場の理解もあると実感しています。
これから(将来)取得を考えている方は、是非制度を活用してみてほしいと思います。