沿革
当社運営ホテルの歴史
1915年~1985年
1915年 「東京ステーションホテル」誕生
1915(大正4)年、東京駅開業翌年に東京ステーションホテルが誕生。
日本ホテルのルーツとなるホテルが誕生しました。
東京駅開業の翌年、1915年に東京ステーションホテルは客室数56室、宴会場を備えたヨーロッパスタイルのホテルとして、明治を代表する近代建築家「辰野金吾」が設計した東京駅の中に開業。フロントには当時まだ珍しかったエレベーターが設置されるなど、壮麗な建築と最先端の設備で、国内外から数々の賓客を迎えました。当時は、「宿泊の帝国、料理の精養軒」と称された築地の精養軒が運営していました。1923年の関東大震災では、数々のホテルが倒壊・焼失するなかで、多くの避難者を受け入れ、1933年には鉄道省直営の「東京鉄道ホテル」に改称。戦時色が強まる中で多くのお客さまにひと時の安らぎを感じていただいていました。
1945年、第二次世界大戦中に空襲を受け、屋根等を焼失。3階建から2階建に修復された丸の内駅舎の中のホテルは、幾多の文豪たちにも愛されました。江戸川乱歩の「怪人二十面相」などで客室が舞台になり、戦前には内田百間、昭和30年代には川端康成が1か月ほど滞在し「女であること」を執筆。小説内ではドームサイドの部屋が印象的に記述されています。また、松本清張の推理小説「点と線」のトリックも当ホテルで生まれたといわれている他、森瑤子の「ホテル・ストーリー」や夏木静子の「東京駅で消えた」などの舞台にもなりました。
戦後の1951年の営業再開時には、当時まだ珍しかった本格的サンドイッチやハンバーグステーキなどが人気を博した日本初の「コーヒーショップ」や、後に伝説のバーテンダーを生むこととなるメインバーも誕生。半世紀以上にわたり、丸の内に勤める一流ビジネスマンをはじめとした多くのファンに愛され続けました。
1914年(大正3) | 東京駅(中央停車場)開業 |
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1915年(大正4) | 東京ステーションホテル開業 ※「宿泊の帝国、料理の精養軒」と称された築地の精養軒が運営 |
1923年(大正12) | <関東大震災> |
1933年(昭和8) | 鉄道省直営の「東京鉄道ホテル」に改称 |
1945年(昭和20) | 空襲により東京駅の3階と屋根等を焼失。ホテル休館。 |
1947年(昭和22) | 東京駅再建 |
1951年(昭和26) | 東京ステーションホテル営業再開 |
1964年(昭和39) | <東京オリンピック開催>名門ホテルとして国内外のお客さまがご利用 |
1985年~2005年
1985年 「ホテルメトロポリタン」開業
「ホテルメトロポリタン エドモント」(旧ホテルエドモント)開業
1985年6月2日、池袋西口のランドマークとして「ホテルメトロポリタン」が誕生しました。
当時の池袋西口は商業施設が乏しく、開発が遅れている状態でした。そのような中、池袋西口再開発の先駆けとして街の活性化、イメージアップへの貢献など地元の皆さまからの大きな期待を頂きながら、開業をしました。
その後、時代のニーズに合わせ、客室や宴会場の改装をはじめ、独立型ガーデンチャペルの新設、レストランのリニューアル、最上級客室「メトロポリタンフロア」の誕生など時代のニーズを先取りし刷新を図り続けています。
また、海外からのお客さま誘致(インバウンド)には開業当初より力を入れて取り組んでおり、今や約半数のお客さまを外国からお迎えする、インターナショナルなホテルに成長しました。国内・海外からお越しいただく多くのお客さまのお力に支えられ、この先も発展を続けていきます。
同年6月30日、飯田町の国鉄官舎跡地に「ホテルメトロポリタン エドモント」(旧ホテルエドモント)が誕生しました。当初は近隣にオフィスや商業施設などもなく、必ずしも恵まれているとは言えない環境下の開業でした。そこで、「食」によるブランド化を図るため、日本人で初めてミシュランの星を獲得した「中村勝宏」(現 日本ホテル株式会社統括名誉総料理長)を招聘。技術力の高いシェフたちで組織されるレストランや宴席の料理が大評判となりました。今でも「食のエドモント」として、多くの名士の方々にご愛顧頂いています。
グループやファミリーのお客さまにもさらに愛されるホテルとなるため、2002年には「東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテル・プログラム」へ参加。翌年「EAST WING」(220室)を増設しました。
2003年には近隣に複合施設「アイガーデンエア」が建設されるなど周辺環境の整備も進み、地元と共に成長するホテルとして、多くのビジネス・観光のお客さまのみならず、地域の皆さまにも愛されるホテルとなりました。
1981年(昭和56)11月 | 池袋ターミナルホテル株式会社設立 資本金40億円 |
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1983年(昭和58)11月 | メトロポリタン駐車場開業 |
1985年(昭和60)6月 | ホテルメトロポリタン開業、ホテルメトロポリタン エドモント(旧ホテルエドモント)開業 |
1989年(平成元)4月 | 子会社「メトロポリタンサービス株式会社」設立(旧メトロポリタン商事株式会社) |
1994年5月 JR東日本ホテルメッツブランドの1号店 JR東日本ホテルメッツ 久米川(旧ホテルメッツ久米川)開業
「シティホテルのサービスを、ビジネスホテルの料金で」をコンセプトに、快適で質の高い客室空間をお客さまにご納得いただける価格でご提供する、宿泊特化型ホテル「JR東日本ホテルメッツ」ブランドの1号店としてJR東日本ホテルメッツ 久米川(旧ホテルメッツ久米川)が開業しました。以後駅の近くの至便なホテルとして着実にその数を増やし、多くのお客さまに愛されるブランドに成長しました。ビジネスライクになりがちな宿泊特化型ホテルの中で、お客さま一人ひとりへ、親しみやすく信頼される高品質なサービスをご提供するという想いを形にすべく、スタッフ一同が日夜努力をしています。ビジネスや観光の際の「わが家」代わりとして、今後もご愛顧をいただけるホテルであり続けます。
1992年(平成4)6月 | メトロポリタンプラザ開業 |
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1994年(平成6)7月 | JR東日本ホテルメッツ 武蔵境開業(旧ホテルメッツ武蔵境) |
1996年(平成8)5月 | JR東日本ホテルメッツ 国分寺開業(旧ホテルメッツ国分寺) |
1996年(平成8)11月 | JR東日本ホテルメッツ 浦和開業(旧ホテルメッツ浦和) |
1997年(平成9)3月 | JR東日本ホテルメッツ 水戸開業(旧ホテルメッツ水戸) |
1997年(平成9)4月 | JR東日本ホテルメッツ 川崎開業(旧ホテルメッツ川崎) |
1998年(平成10)6月 | 子会社「メトロポリタンフーズ株式会社」設立 |
1998年(平成10)11月 | JR東日本ホテルメッツ 津田沼開業(旧ホテルメッツ津田沼) |
2000年(平成12)4月 | JR東日本ホテルメッツ 溝ノ口開業(旧ホテルメッツ溝ノ口) |
2001年(平成13)11月 | JR東日本ホテルメッツ 渋谷開業(旧ホテルメッツ渋谷) |
2001年(平成13)12月 | メトロポリタンキッチンセンター開業 |
2002年(平成14)4月 | JR東日本ホテルメッツ かまくら大船開業(旧ホテルメッツかまくら大船) |
2003年(平成15)10月 | JR東日本ホテルメッツ 目白開業(旧ホテルメッツ目白) |
2005年~現在
2005年4月 新生「日本ホテル」誕生
東京・神奈川・千葉にあるJR東日本系列のホテルを統合する形で新生「日本ホテル」が発足。
JR東日本グループのフラッグシップホテル会社が誕生しました。
2005年(平成17)4月 | 会社合併 株式会社ホテルメトロポリタンを存続会社とし、株式会社ホテルエドモント、日本ホテル株式会社と合併。 社名を「日本ホテル株式会社」に変更 |
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2005年(平成17)5月 | JR東日本ホテルメッツ 赤羽開業(旧ホテルメッツ赤羽) |
2006年(平成18)3月 | 改装のため東京ステーションホテル休業 |
2007年5月 「ホテルメトロポリタン 丸の内」開業
東京駅直結 サピアタワーの上層階に、新たなチャレンジとして宿泊を主体とした「ホテルメトロポリタン 丸の内」が開業しました。日本有数のオフィス街、丸の内でビジネスをするエグゼクティブにご好評を博しています。
2007年(平成19)3月 | JR東日本ホテルメッツ 高円寺開業(旧ホテルメッツ高円寺) |
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2007年(平成19)5月 | ホテルメトロポリタン 丸の内開業 |
2008年(平成20)10月 | JR東日本ホテルメッツ 立川開業(旧ホテルメッツ立川) |
2009年(平成21)4月 | 吸収分割によりJR東日本ホテルメッツ 水戸(旧ホテルメッツ水戸)、ホテルドリームゲート舞浜、ファミリーオ館山の事業を移管受入 |
2009年(平成21)9月 | JR東日本ホテルメッツ 駒込開業(旧ホテルメッツ駒込) |
2012年3月 駅ビルからのコンバージョンホテルとして「JR東日本ホテルメッツ 宇都宮」(旧ホテル アール・メッツ宇都宮)開業
駅ビルからのコンバージョン(用途変更)により、音楽とカクテルの街「宇都宮」をより楽しんでもらえるコンセプトホテル「JR東日本ホテルメッツ 宇都宮」(旧ホテル アール・メッツ宇都宮)が開業しました。ゆとりある広さの客室には「とちぎの伝統工芸品」をご用意。優雅なラウンジや大谷石※の地下採掘場をイメージしたパブリックエリアなど、従来のビジネスホテルの枠を超えた新たなコンセプトのホテルとしてビジネスやレジャーのお客さまに愛されています。
※おおやいし、帝国ホテルのライト館にも使われた、宇都宮市北西部の大谷町付近一帯で採掘される石材。
2009年(平成21)11月 | 吸収分割によりホテルメトロポリタン 高崎の事業及びホテル運営を行う100%子会社の「株式会社ホテルメトロポリタン高崎」(ホテルメトロポリタン 高崎、ファミリーオ新治(現ホテルファミリーオみなかみ)の運営会社)を移管受入 |
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2010年(平成22)10月 | JR東日本ホテルメッツ 横浜鶴見開業(旧ホテルメッツ横浜鶴見) |
2012年(平成24)3月 | JR東日本ホテルメッツ 宇都宮開業(旧ホテル アール・メッツ宇都宮) |
2012年(平成24)7月 | JR東日本ホテルメッツ 田端(旧ホテルメッツ田端)を事業譲受 |
2012年(平成24)10月 | 東京ステーションホテル リニューアル開業 |
2012年10月 東京ステーションホテル リニューアル開業
創建当時の壮麗な姿に甦った東京駅丸の内駅舎とともに、東京ステーションホテルは内装を一新して再びオープン。
「伝統が息づく ここにしかない OMOTENASHI 」をコンセプトに、これまでの100年を受け継ぎ、次の100年も“語り継がれるホテル”をめざして、ここにしかないホテルの過ごし方を提案していきます。
2003年(平成15)4月 | 東京駅丸の内駅舎が国の重要文化財に指定 |
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2006年(平成18)3月 | 東京駅丸の内駅舎保存・復原工事のため一時休館 |
2012年(平成24)10月 | 東京ステーションホテル グランドオープン |
2014年(平成26)4月 | 吸収分割によりホテルメトロポリタン 長野の事業を移管受入するとともにホテル運営会社である「株式会社ホテルメトロポリタン長野」を株式交換により100%子会社化 |
2017年(平成29)6月 | ホテルメトロポリタン さいたま新都心 開業 |
2017年(平成29)12月 | ホテルドリームゲート舞浜 アネックス開業 |
2018年(平成30)2月 | JR東日本ホテルメッツ 船橋開業(旧ホテルメッツ船橋) 運営ホテルが30ホテルに到達 |
2018年10月 「ホテルメトロポリタン」「ホテルメッツ」のブランドロゴ等をリニューアル
お客さまのより高いご期待に応え、選ばれるホテルに成長していくために、JR東日本グループのホテルブランド「ホテルメトロポリタン」、「ホテル メッツ」の コンセプトをリニューアルし、ロゴを変更しました。さらに、ホテルメッツについては、 名称を「JR東日本ホテルメッツ」に変更し、JR東日本グループとしての 認知度向上を図っていきます。
2018年(平成30)10月 | 「ホテルメトロポリタン」「ホテルメッツ」のブランドロゴ等をリニューアル 子会社メトロポリタンフーズ株式会社を吸収合併 |
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2019年(平成31)2月 | 東日本エリア外への初出店となるJR東日本ホテルメッツ 札幌 開業 |
2019年(令和1)10月 | JR東日本ホテルメッツ 秋葉原 開業 |
2019年(令和1)11月 | JR東日本ホテルメッツ 東京ベイ新木場 開業 |
2020年(令和2)3月 | JR東日本ホテルメッツ 五反田 開業 |
2020年(令和2)4月 | ホテルメトロポリタン 鎌倉 開業 |
2020年(令和2)4月 | メズム東京、オートグラフ コレクション 開業 |
2020年 (令和2)5月 | ホテルメトロポリタン 川崎 開業 |
2020年 (令和2)6月 | JR東日本ホテルメッツ 横浜 開業 |
2020年 (令和2)6月 | JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町 開業 |
2020年 (令和2)9月 | JR東日本ホテルメッツ 久米川 閉館 |
2022年 (令和4)3月 | JR東日本ホテルメッツ 田端 閉館 |
2022年 (令和4)9月 | JR東日本ホテルメッツ 大森 開業 |
2023年 (令和5)7月 | ホテルB4T 赤羽 開業 |
2023年 (令和5)10月 | ホテルメトロポリタン 羽田 開業 |
2023年 (令和5)11月 | ホテルB4T 田端 開業 |
2024年 (令和6)3月 | JR東日本ホテルメッツ初のプレミアブランドとなるJR東日本ホテルメッツ プレミア 幕張豊砂 開業 |
2024年 (令和6)7月 | JR東日本ホテルメッツ 秋葉原・五反田・東京ベイ新木場・横浜桜木町・札幌がJR東日本ホテルメッツ プレミア へリブランド |