INTERVIEW

ホテル業界の未来を見据え、
10年後のホテルの在り方を考える。

PROFILE

PROFILE

プロジェクト推進部

渡邉 稜Ryo Watanabe

2016年入社
プロジェクト推進部
新規開発・業務改革グループ

学生時代の飲食店のアルバイトから接客業の楽しさを知り、就職活動はサービス業を中心に行う。なかでも、サービス業のトップクラスというイメージを抱いていたホテル業界と百貨店を本命に活動をする。入社を決めたのは、見学を兼ねて訪れた東京ステーションホテルのバー「オーク」でスタッフのサービスレベルと意識の高さに感動したため。今でもその時のレシートは財布にしまっている。入社初年度はホテルメトロポリタンエドモントの宿泊料飲部の各部署を研修で回り、翌年4月、ホテルメトロポリタンの宿泊部に配属。客室とフロントを経験したのち、2018年10月に現部署に異動。

JR東日本グループとして、
大規模なホテル開発に携われる。

現在所属している「新規開発・業務改革グループ」は、ホテルの開発プロジェクトを推進している部署です。新規のホテル開発は、まず事業計画で策定された開業候補の地域で物件を探し、周辺を調査。どのようなコンセプトでターゲット層をどこに絞れば採算がとれるのかを割り出します。当社の場合はホテルブランドが多彩なので、ターゲット層によってホテルメッツブランドなのかメトロポリタンブランドなのか、それとも新しいホテルブランドを立ち上げるのか、といったところから検討できるのは醍醐味ですね。そして、採算が見込めれば開発に着手します。どのくらいの規模で何部屋のホテルにするかといったホテル建築の基本設計を設計事務所に依頼し、具体的な実施設計に進みます。このあたりで、客室のデザインなども考え、イメージ画などを起こしていきます。そして、建築が始まる前後になると、そのホテル専用の開業準備室を立ち上げ、総支配人などを決定して開業まで進んでいきます。この開業準備室が立ち上がると徐々に業務を引き継いでいき、また新しい案件へと着手していきます。JR東日本をはじめとしたパートナー会社とともに、大きなプロジェクトを進めていけるやりがいは大きいですね。

ベテランのホテル開発スタッフの中で、
現場経験のある若手ならではの強みを生かす。

私が異動してきたころは、ちょうど2020年に開業を予定しているホテルメトロポリタン鎌倉と川崎、そして竹芝のメズム東京、オートグラフ コレクションがプロジェクトとして動いていました。右も左もわからないながら、直前の2年間現場で過ごした経験をもとに、「池袋のフロントオペレーションはこうでした」といった話を積極的にしました。当部署はベテラン社員が多く、現場を離れてから何年も経っている人ばかりなので、最新の現場の状況は参考にしていただけたようです。また、そういった情報部分だけではなく、思った以上に若手の意見に耳を傾けてくれていると感じています。例えば、ホテルメトロポリタン鎌倉のコンセプトワードには私のアイデアが一部採用されたことは、とても嬉しかったですね。そもそも、そういった重要な会議に異動したての若手が参加できるとは思っていませんでしたから。JR東日本のグループということもあり、固いという会社のイメージがあったのですが、例えば新しく入社するスタッフの中には異業種からの転職者もおり、実は柔軟な発想力を持っている会社だと思います。

新しいホテルを模索し、
ホテルづくりに落とし込んでいく。

この仕事は、やりがいも面白みも大きいのですが、基本的には社外秘の仕事。「こんなことをやっています」と言えないのがもどかしいですね。同期や友人には、「人には言えない仕事」と冗談めかして言っています。その中で、私が心掛けているのが、「今まで当社にはなかったホテルを模索する」ことです。この先のホテル業界で生き残っていくために何が必要なのか。そういった話し合いでは、私も積極的に関わることができています。時には他社の最新ホテルに泊まりに行き、内装や備品などを参考にしたりと、ホテルづくりの糧を蓄えているところです。もともとホテルに泊まるのが好きでしたので、プライベートでも気になったホテルに泊まりに行き視察をしています。客室内の写真を数百枚も撮ったり、ベッドのメーカーを確認したり。ホテリエの観点からホテルを見ると、また違った面白さがあります。こういったことができるのも、当社が積極的な新規開業を行っているから。画一的なホテルを展開するブランドが多いなか、当社は、時には新しいブランドから開発できる力がありますので、非常に面白みがあります。また、JR東日本グループであることから、10年後の街づくりから考えるようなプロジェクトにも関わる機会があり、仕事の楽しさを実感しています。

One dayある1日のスケジュール

9:20
出社後、メールチェック、スケジュールの確認
10:30
午後の社外会議に向けて、社内での情報整理
13:00
食事休憩
14:00
他社と新規案件についての会議のため外出
16:00 
新規案件に関する関連会社への問い合わせ
会議内容の整理、新規物件情報のデータ化
18:00
退社

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