CROSS TALK なぜ若手が活躍できるのか MEMBER JR東日本ホテルメッツ本部 企画・開発グループ 比羅岡 さくら Sakura Hiraoka 2015年入社 ホテルドリームゲート舞浜 フロント 武内 崇紘 Takahiro Takeuchi 2019年入社 メズム東京、 オートグラフ コレクション スターサービス 井坂 羅菜 Rana Isaka 2019年入社 入社前に描いていたイメージ通りに 働くことができている。 皆さんの仕事内容を教えてください 武内 JR東日本ホテルメッツ川崎で3年間勤務した後、現在はホテルドリームゲート舞浜のフロント業務に就いています。フロント業務といっても、フロントに立つだけではありません。日中帯は、チェックイン業務、お客さまからの電話やメールへの対応、予約の確認業務。これらに加えて、夜間帯では翌日の宿泊客の予約確認、宿泊中のお客さまの精算状況のチェックなどを行っています。さらに、客室や館内の簡単な修繕作業、備品の管理や運搬などにも携わります。多岐にわたる業務を担当する中で、自分が着実に成長できていることを実感しています。 比羅岡 私もJR東日本ホテルメッツ立川、浦和で合わせて約2年間、武内さんのようにフロント業務に従事しました。その後ホテルメッツ本部にある業務支援センターへ。新しく開業するホテルのマニュアルづくりやチェックイン機の導入、コロナ禍で実施されたGoToトラベルに対応する業務オペレーションの構築などに携わった後、開発・施設チームのメンバーとしてホテルの改装や新規開業のサポ―トを担当しています。就職活動時に「学歴に関係なく活躍できる場所がある」と聞いて当社に入社を決めましたから、思っていた通りに、手応えある仕事を任せてもらえて非常にやりがいを感じています。 井坂 「イメージ通りの働き方ができて良かった」という点は、私も同じです。私は、多彩な業態のホテルを運営していて、かつ既存のホテルだけでなく新しいコンセプトのホテルに挑戦している日本ホテルに魅力を感じて入社しました。入社後は、ホテルメトロポリタン丸の内の宿泊部でフロント、ベル、宿泊予約、ハウスキーピングなどを一通り経験した後、自己申告書で希望していたメズム東京へ異動。「宿泊、レストランの垣根を越えて、ゲストからの要望にワンストップで応える」という新しいスタイルでサービス提供にあたる、スターサービスのクルーとして働いています。 仕事を任せて、意見を聴くことが 若手の自信となり成長の支えとなる。 会社の雰囲気や社風について教えてください 井坂 当社には若手の意見を積極的に取り入れる風土があると思います。サービスオペレーションについて意見を求められたときに、「現在の手順だとロスが生じるから変更が必要ではないか」「ツールが古く使いにくいので新調を検討したほうがいいのではないか」と提案したところ、前向きに検討し取り入れてくださいました。こうした上司とのやりとりは、特にあらたまった会議の場ではなく、日常業務のなかで自然に交わされます。若手の意見を聴きよりよく改善していこうという環境が、働きやすさにつながると感じています。 比羅岡 確かに、若手の意見が求められる場面が多くあります。入社前は、漠然とですが「会社というものは上下関係が厳しいのだろう」と思っていました。しかし実際は、上司や先輩との距離感が近く、話しやすい環境でしたから、ほっとしたことを覚えています。それでも、現場から本部へ移った直後は、周囲が自分よりも経験豊かな先輩ばかりという環境となり、少し意見を出しにくい時期も。このとき上司から、「このプランについてあなたはどう思うのか聴かせてほしい」と働きかけていただいたおかげで、しだいに自分の意見やアイデアをしっかり伝えられるようになりました。 武内 意見を取り入れてくれることもそうですが、若手でも早くからさまざまな仕事にチャレンジできる環境の良さを感じます。ホテルメッツでは、1、2年目から夜間帯の責任者であるインチャージとして売り上げの締め作業なども任せてもらえます。金銭に関わる業務は、今でも緊張感がありますが、責任ある仕事を任せてもらえていることに満足していますし、独り立ちまで先輩方のしっかりとしたサポートがあるので安心です。 比羅岡 私も1年目に初めて夜間帯のインチャージを担当した時はとても緊張しましたが、「責任ある仕事を任されている」と前向きな気持ちで乗り切れました。自信を持つことで、どんどん仕事に前向きに取り組めるようになれますよね。 それぞれの職場に お客さまへの寄り添い方がある。 仕事のやりがいについて教えてください 比羅岡 現在、ホテルメッツ立川の改装準備を担当しているのですが、取引先との打ち合わせで壁紙の色やデザイン、カーペットなどの素材の検討に参加させてもらっています。自分の考えたことが、ホテルの一部に反映されることに面白さとやりがいを感じます。 井坂 自分の考えが改装後のホテルに反映されることは貴重な経験ですし、嬉しいですね。私の場合、やはりお客さまとのコミュニケーションがモチベーションになっています。以前、バスの中で大切な持ち物を落とされたお客さまの対応をしたことがありました。お客さまの記憶を頼りにバス会社に連絡をとり確認。その結果、無事お手元に戻ってきたことを、後日いただいたお礼のメールで知りました。自分の行動がお客さまの喜びにつながること、そしてその喜びを伝えていただけることが仕事の大きな励みになります。 武内 私の勤務するドリームゲート舞浜は、人気テーマパークの最寄駅という場所柄もあり、お子さまのお客さまにバースデーカードをお渡しする機会も多くあります。お客さまアンケートで、お子さまの文字でありがとうとメッセージをいただくと温かい気持ちになります。 比羅岡 現在携わっている仕事では、直接お客さまと接する場面はほとんどありません。しかしホテルのサービスや設備に関わるさまざまな企画に取り組むうえで、常にお客さまの視点を大切にしています。たとえば、スマートな宿泊体験を提供するホテルB4Tのチェックインシステム構築業務では、どのような画面や手順にすれば、わかりやすくお客さまご自身で操作していただけるかを、納得いくまで検討を重ねました。 一人ひとりが目標や夢に向かって、 働いていける仕事と環境がある。 将来は、どんな自分を目指しますか? 井坂 日本ホテルに入って、社内で複数の職場を経験し、入社5年目には社外へ出向して新規開業ホテルのサポートにも携わることができました。入社の決め手となった、いろいろなキャリアが描ける会社だということを再認識しています。これからも、さまざまな知識を自分の目で見て確かめ、深めていきたいです。将来は、大好きなホテルの魅力を伝えるセールスやマーケティングの仕事に就きたいと考えています。 武内 私の目標は、お客さまからもスタッフからも信頼される人になること。そうなるには、周囲に認めてもらえる自分の強みを確立する必要があると考えています。これまで仕事をする上で大切にしてきた、積極性や正確性を磨きあげて、自分の強みにしていきたいです。そして、着実な成長のためには安心して働ける環境があることも非常に大きいと感じています。コロナ禍の対応で、当社が社員を大切にする会社だとあらためてわかりました。安心して働ける環境の中で、ひとつでも高いポジションを目指してこれからも努力していきたいです。 比羅岡 社員への想いももちろんですが、お客さまが安心してご滞在できるよう刻々と変わる状況にしっかりと向き合いコロナ禍もホテル運営を続けてきたことは、自信と誇りをもって働き続けられる会社だと感じるポイントです。今後の目標は、業務知識を深めるとともに、若手ならではのアイデアや提案を発信してポジティブな影響を与えられる人になること。ライフステージが変化しても、ワークライフバランスを大事にして働き続けていきたいですね。 井坂 日本ホテルには、産休育休を経て活躍している社員が多くいます。勤務制度や福利厚生によるワークライフバランスへのサポートは手厚いですから、働き方の幅だけでなく人生の選択の幅が広がります。「お客さまの滞在を自分のおもてなしで彩ることができる」「自分の言葉と行動で、お客さまに喜びを提供できる」 そうした素敵なホテルの仕事を軸に、日本ホテルというステージでステップアップしていきたいです。