INTERVIEW

自分自身を商品に、
お客さまから信頼を得るサービススタッフへ。

PROFILE

PROFILE

料飲部

本田 翔丸Shoumaru Honda

2013年入社
東京ステーションホテル
料飲部 バー&カフェ カメリア バー オーク

観光・ホテル業界の専門学校で、サービス業の奥深さ・楽しさに目覚めホテル業界を目指す。入社を決めたのは、JR東日本グループという経営の安定性、将来性を感じたため。入社後はホテルメトロポリタンの料飲部に配属。ブッフェ形式のレストラン「オールデイダイニング クロスダイン」を経験後、同ホテルの「中国料理 桂林」へ。2018年に東京ステーションホテルの「バー&カフェ カメリア」「バー オーク」に異動し、現在に至る。

「顔を見に来たよ」というお客さまの一言。
そんな接点をこれからも増やしたい。

入社6年目で初めてバーを経験することになりました。東京ステーションホテルの「バー オーク」は、歴史あるバーとして認知度も高く、宿泊客以外の常連のお客さまが数多くいらっしゃいます。その中で最初に感じたのは、お客さまとの会話が想像以上に重要だということです。お1人でのご利用も多く、スタッフとの会話を楽しみに来ている方が多いのです。お勧めのお酒を聞かれることもよくありますが、お酒は専門的な知識や情報が必要不可欠で、最初の頃は苦戦しました。今は、自分の中で「日本産のウイスキーでお勧めを聞かれたらコレ」といった基準を作り、そこから「甘め」や「ピートが香る」などお客さまの好みを聞いてご提案できるようになりました。お酒の話をきっかけに、お客さまのプライベートな話をお聞きすることも多く、その流れで自分の話をすることもあり、より深い接客が求められていると感じています。そういったお客さまの中には、「本田君の顔を見てから帰ろうと思ってね」と立ち寄ってくださる方もいらっしゃいます。先日は、私の誕生日にわざわざ寄ってくださったお客さまもいらっしゃいました。すごく嬉しかったのと同時に、そう言ってくださるお客さまをもっと増やしていきたいと思いました。

ムダ、ムリ、ムラを省いた効率化で、
サービス提供の環境を整えたい。

専門学校時代に学んだことで、今でも大切にしているのが、「ムダ、ムリ、ムラをなくす」ことです。自分の中にスッと入ってきた教えであり、これからのホテル業界に必要なものだと考えています。普段から、改善すべき点はマネージャーに進言して、自分なりの方法で改善するようにしています。特にバーはお客さまとしっかりと向き合い接客する必要があるため、効率化にあまり目が向かないようでした。カメリアとオークに配属となった当時、注文をデータで管理し、会計までできるハンディターミナルが導入されていたのですが、実際には途中で紙の伝票を介していたりと十分に活用ができていませんでした。そこで、ハンディターミナルの効果的な使い方やフローを考え提案したところ、すぐに実用化する運びとなりました。「便利だ」と先輩たちから言っていただけ時は、提案して良かったと感じました。現在は、サービス業務の傍ら、POSシステムに登録されたメニューの整理をしています。季節限定商品など、その時々に提供していたカクテルやワイン、ウイスキーなどが提供終了後もデータとして残っていたため、取捨選択をして少しずつまとめています。これが整理されれば、販売管理の環境がもっと良くなると思います。

目指すのは、どのジャンルでも動ける、
マルチなサービススタッフ。

バーのスタッフとして、接客の面白さや売上を上げていくやりがいを感じていますが、私自身はバーテンダーではありませんし、そこを目指してはいません。目指しているのは、料飲部のサービススタッフとしてマルチに仕事を推進していくことです。そして、きちんと売上を立てられる人材。特にバーは飲み物が売上のメインとなるため、お酒をしっかりと売っていかなければなりません。「私がシフトに入っている日は売上が高い」。そんな実績を残したいと思っています。
マルチなスタッフを目指し、まずは別ジャンルのレストランを経験したいですね。これまでにブッフェ、中国料理、バーを経験していますが、和食はまだ経験をしていないので興味があります。そしてそれぞれの店で、お客さまに顔と名前を覚えていただきたいですね。行くお店に迷ったときに「本田君のいるところに行こう」と言ってもらえるサービスマンになることが目標です。サービス業は、料理やお酒だけではなく、自分自身も商品になると思っています。私の存在が「お店の価値」となることで、ホテル全体の相乗効果にもつなげていきたいです。

One dayある1日のスケジュール

11:00
出社
11:10
ランチの予約確認のミーティング
11:30
「バー&カフェ カメリア」開店。
14:00
ランチを終了し、カフェ営業に。
14:30 
お昼休憩
15:30
カフェ営業、ディナーの準備。お客さまが少ない時間帯を見計らってPOSのメニューデータ整理。
17:00
ディナー営業開始。「バー オーク」開店へ。
24:00
バータイム終了。退社

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