INTERVIEW04

バーという非日常の
空間を演出。
お客さまに
楽しんでいただくために。

H.T.さん

東京ステーションホテル
料飲宴会部 バー&カフェ カメリア バー オーク
シニアアテンダント
2022年入社

Career

経歴
2022年~
日本ホテル入社。
東京ステーションホテル 料飲宴会部 バー&カフェ カメリア バー オーク。

Skill

経験・スキル

・専門商社から転職、大阪・東京のバーに10年間勤務

・多種多様な酒の知識、カクテルを作るスキル

・接客スキル、コミュニケーション力

Why

志望動機

街中のバーでバーテンダーとして勤務していたが、自身の成長に限界を感じ、歴史と伝統のある東京ステーションホテルという場に挑戦にすることで、さらなる成長を図りたいと考えたから。

CHAPTER01

JR東日本グループという
安定性と将来性に感じた魅力。
一流のサービス・スキルを
身に付けるためのチャレンジ。

私は大学卒業後、専門商社に入社し海外営業担当として業務に従事していました。4年間勤務しましたが、もっとやりがいのある仕事を求めて、転職を考えるようになりました。自分がやりがいを持って取り組める仕事は何か。それを考えたとき、学生時代の接客のアルバイトを思い出しました。接客を通じて、お客さまに楽しんでいただくことにやりがいを感じていたのです。そしてバーの世界へ。バーテンダーのカッコ良さへの憧れもありましたし、日常的な飲食とは異なる、バーという非日常的な空間を、お酒を通じて演出していくバーテンダーの仕事に魅力を感じました。大阪で3年、バーテンダーとして経験を積み、その後東京のバーで約7年研鑽を重ねました。バーテンダーとして10年のキャリアを積んだわけですが、果たしてこのままでいいのか、という疑問が浮かびました。今の状態は心地いいものの、これ以上バーテンダーとしての技術、知識、サービス等において成長できないのではないのか。新しい場にチャレンジすることで成長したいと考え、最高品質のサービスが求められるホテルという場に挑戦しようと思いました。日本ホテルはJR東日本のグループ会社という安定性と将来性に魅力を感じたことに加え、歴史と伝統のある東京ステーションホテル内のバーだからこそ、一流のサービス・スキルを身に付けることができると思い、入社を決めました。

CHAPTER02

「カメリア」「オーク」二つの
バーのカウンター業務。
メンバーの思いやりや温かさを
実感する風通しのいい環境。

入社直後に感じたのは、サービス提供のスピード感と正確性です。バーテンダーとしての入社でしたが、ルームサービスやホール業務等、ホテル全体の仕事の流れを覚えていきました。重要文化財でもある、東京ステーションホテルで働いているという率直な感動がありました。また、バーテンダー界のレジェンドといえる存在である杉本壽さんと、一時期カウンターで一緒に仕事をさせていただいたことは、貴重な経験であり、私の財産になっています。現在は、東京ステーションホテル内にある「カメリア」「オーク」二つのバーのカウンター業務を中心に、プロモーションカクテル(後述)及びスピリッツを使用した月替わりのカクテルの考案、後輩への指導に取り組んでいます。その他にも上司の指導の下、インチャージ(責任者)業務にも着手しています。私は入社直前まで、街中のバーで雇われ店長の立場で自分の好きに仕事をしてきました。果たして、ホテルという環境に馴染むことができるかどうか不安もありました。しかし、スタッフ間の思いやりが厚く、時には互いに助け合い支え合う、何でも言い合える風通しの良い環境であることを実感、当初の不安を払拭できました。そして、共に働くあらゆるスタッフに、ホテリエとしての熱意や誇りを強く感じています。

CHAPTER03

新作カクテルの考案、
「プロモーションカクテル」。
お客さまに喜んでいただく
やりがいと成長の実感。

2023年7月からプロモーションカクテルを担当させていただいています。これは、レギュラーのカクテル以外に、季節に合わせて2ヶ月ごとに新しいカクテルを考案し、お客さまに提供するというもの。提供の約2ヵ月前に、カクテルのコンセプトやターゲット層、原価や売値等を示した企画書を提出し、それが通れば具体的なレシピ作りのフェーズに入ります。企画は私ですが、他のバーテンダーにも試飲し、評価をしてもらい、レシピを磨き上げていきます。レシピが決まり提供直前になると、バーテンダー全員でレシピを共有することはもちろん、提供方法等の細かなサービスを決めていきます。印象に残っているのは、南米のピスコというスピリッツを使用してモヒートをアレンジしたカクテルを考案し、提供したこと。スタッフに新たな見聞を広めることができ、また、お客さまにも非常にご好評をいただくことができました。あるお客さまからはお褒めの言葉もいただいたことをきっかけに、以後、毎回新作を楽しみにご来店いただいています。新作の考案は情報収集に加え、アイデアやインスピレーションも必要ですが、お客さまに楽しんでいただけたことは、バーテンダー冥利に尽きますし、新しいことに挑戦できることが、バーテンダーとしての成長を促していると感じています。

CHAPTER04

後輩への指導と
「カクテルコンペティション」への挑戦。
マネジメントスキルを身に付け
キャリアアップしていきたい。

入社して、バーテンダーとしての知識やスキルは格段に向上しましたし、ホテルならではの接客サービス・スキルも身に付けつつあると思っています。こうしたカウンター業務以外に、後輩を指導し育成することも、私の役割の一つ。どんな仕事でも同様だと思いますが、成長のためには本人のやる気こそが大切です。そのためにはコミュニケーションを通じて、互いに尊重し合い、時には褒め、感謝を伝えるなど、楽しく働ける環境を作ることが大切だと感じています。私自身も、バーテンダーとしてさらに成長したいと考えています。そのための取り組みとして視野に入れているのが、酒造メーカーが主催する「カクテルコンペティション」への挑戦です。これは文字通り、日本中のバーテンダーが、自ら考案したカクテルで競い合うもの。その最優秀賞であるグランプリ獲得を目指しています。同様のコンペティションは世界でも「ワールドクラス」という名で行われており、いつの日かエントリーしたいとも考えています。また、東京ステーションホテルのスタッフとして、バーテンダーとしてだけでなく、料飲部全体をマネジメントできるスキルを身に付け、キャリアアップしていきたいと考えています。

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