お客さまを思いやる
気持ちが、確かな
やりがいを生んでいく。

私の出身地であるネパールでは、日本や日本人に対してとても良い印象を持っている方が多く、私の周囲にも日本に憧れる友人がたくさんいました。日本からの様々な支援に加え、日本を訪れた多くの知人から日本の文化や人柄の良さを聞いていたので、私にとっても日本は身近な存在でした。来日後1年半は日本語学校に通いながら、温泉旅館でのアルバイトを経験しました。当初より日本で働こうと思ってはいましたが、多くのお客さまとの出会いがある接客の仕事に就きたいと感じるようになりました。その後、外国人向けのホテル専門学校に通い、卒業後は温泉旅館に就職しました。仕事自体にはやりがいはありましたが、ステップアップに限界を感じ、転職を考えるようになりました。そんなとき、ホテルメトロポリタン 羽田の開業スタッフの募集を知りました。｢開業｣の文字にワクワクし、新しいホテルをつくっていくメンバーのひとりになりたいと思い、志望しました。

ホテルメトロポリタン 羽田は、国内のみならず様々な国のお客さまにご利用いただいています。新しいお客さまとの出会いは楽しく、自分の提供したサービスでお客さまに喜んでいただけたときは、大きなやりがいを感じます。前職での経験になりますが、ご両親の結婚記念日での宿泊にあたり、サプライズをしたいというお嬢さまのお手伝いをさせていただいたことがあります。お客さまに喜んでいただくためのサービスの提供に参加できることに、私自身嬉しさを感じました。お嬢さまと相談のうえ、ご両親のご到着前にメッセージと共に華やかなフラワーアレンジメントをお部屋に用意することになりました。とてもお喜びいただけたようで、宿泊アンケートの回答で温かいお言葉をいただけたことに感激したことを覚えています。後日、お嬢さまからも感謝の言葉をいただくことができました。この経験を通してお客さま一人ひとりを思いやる行動が、喜んでいただくことに繋がると実感しました。ホテルメトロポリタン 羽田では、海外からのお客さま対応の際に印象深いことがありました。お客さまは、インターネットで京都行きの新幹線の予約を取りたいとのこと。話を聞けば、新幹線に乗るには事前の予約が必要と思っていたようでした。私は、チケットは駅で直接購入が可能なことをご案内し、ホテルから京都までの時間等のスケジュールを組み立ててお伝えしました。お客さまにも大変喜んでいただくこともでき、相手の気持ちを考えてより良い提案をしつつ素早く行動をすることの大切さを改めて感じました。